装置紹介

当センターのタンデム加速器は理学研究院・実験核物理研究室が主体となって運用されています。本加速器は、本学の研究者に加え国内外の外部研究者により、主に実験核物理分野の物理測定や装置開発に利用される他、教育目的として理学部物理学科の学生実験にも利用されています。本タンデム加速器の最大加速電圧 8 MV は国内で稼働している静電加速器の中で２番目の大きさです。

最近の成果

論文

• Pulse shape analysis of signals from SiPM-based CsI(Tl) detectors for low-energy protons: Saturation correction and particle identification:
  T. Teranishi, Y. Ueno, M. Osada, S. Oka, K. Iribe, H. Yoshida, H. Sakai, T. Kubo
  Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A 989 (2021) 164967.
• Thick target neutron yields from LiF, C, Si, Ni, Mo, and Ta bombarded by 6.7 MeV/u deuterons:
  H. Takeshita, Y. Watanabe, K. Nakano, S. Manabe, K. Aoki, N. Araki, K. Yoshinami, T. Kin, N. Shigyo, J. Koga, S. Maki, T. Yoshioka, M. Tanaka, T. Teranishi
  Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A 983 (2020) 164582.

レポート、プロシーディングス

• Commissioning of the Si-CsI array TiNA for direct reactions at OEDO:
  B. Mauss, N. Ma, J.W. Hwang, D. Suzuki, N. Imai, T. Teranishi, S. Ota, A. Kohda, M. Dozono, S. Michimasa, T. Sumikama, C. Iwamoto, and N. Iwasa,
  RIKEN Accel. Prog. Rep. 55 (2022) 93.

学会発表

• 太陽電池検出器のエネルギー・時間分解能および放射線耐性の評価 ：
  松浦開, 能見幹都, 庭瀬暁隆, 森田浩介, 長江大輔, 坂口聡志, 甲斐民人, 富松太 郎, 永田優斗, 武藤大河, 杉山晃一, 松永壮太郎, 鄭　淳讃, 浅井雅人,
  第128回日本物理学会九州支部例会、2022年12月3日、熊本大学
• APD による加速α粒子の直接検出：
  小谷基樹, 寺西高, 田中久登, 松永琳太郎, 松本泰知,
  第128回日本物理学会九州支部例会、2022年12月3日、熊本大学
• 炭素12の逆運動学α非弾性散乱を用いたホイル状態の対崩壊分岐比測定方法の開発：
  中島優人, 寺西高, 後藤滉一, 松尾仁, 井元悠介, 小谷基樹, 田中久登, 松本悠椰
  第127回日本物理学会九州支部例会、2021年12月4日、オンライン開催
• APDを用いた原子核反応実験用放射線検出器の開発：
  後藤滉一, 寺西高, 中島優人, 松尾仁, 井元悠介, 小谷基樹, 田中久登, 松本悠椰
  第127回日本物理学会九州支部例会、2021年12月4日、オンライン開催
• 原子核反応実験のための水素化チタン標的の開発：
  松尾仁, 寺西高, 後藤滉一, 中島優人, 井元悠介, 小谷基樹, 田中久登, 松本悠椰
  第127回日本物理学会九州支部例会、2021年12月4日、オンライン開催
• 低エネルギー重イオンに対するシリコン検出器の波高欠損およびエネルギー分解能の 研究: 長田茉子、坂口聡志、浅井雅人、甲斐民人、郷慎太郎、田中聖臣、富松太郎、内藤夏 樹、永田優斗、東聖人、松尾仁、武藤大河、村上郁人、鷲山広平、森田浩介 第 126 回日本物理学会九州支部例会、2020 年 12 月 5 日、オンライン
• 逆運動学 12C(α,α2) 散乱によるホイル状態の生成: 久保大志、寺西高、中島優人、後藤滉一、松尾仁、久保野茂 第 126 回日本物理学会九州支部例会、2020 年 12 月 5 日、オンライン

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